数珠の房部分のデザインも様々!

紫色の数珠

数珠のデザインを選ぶうえで、色や材質はもちろん、房の部分にもせっかくならこだわりたいところです。
房の形は正式念珠の場合だと、一部宗派を除いて特に決まりはありません。
略式念珠の場合も特に決まりはありませんが、撚り房のものが多く販売されています。
せっかくならご自身の好みに合わせてみましょう。

房の種類

数珠についている房の代表的なものとしては下記があります。

・切り房
切り房は房の上部を仕上げた後に、糸をある程度の長さを残して切ったままの状態にしています。
撚り合わせていない状態のため、撚り房に比べほつれやすく、耐久性は良くありません。
しかし、手に持った時の感触がとてもよく、しなやかなので人気があります。

・撚り房
撚り房は切り房と似た形状ではありますが、よく見ると糸の先が輪っか状になっているのが特徴です。
文字通り糸を撚っているので、切り房に比べると手触りは固いですが、切り房に比べ耐久性がはるかに高くなっています。

・凡天房
房の先が丸い形になっているのが特徴的な房です。
フワフワした感触のものや糸を編み込んで丸い形にしているものがあります。

以上が房の種類として代表的なものとなります。
更に房の上部を結んでいるものもあり、こちらも好みによって選ぶことができます。

房の色

房の色も、もちろん選ぶことができるので、こちらも数珠の材質やご自身の好みによって選択することができます。
しかし、一部宗派では色も指定されています。
また、一部地域では葬儀の際には数珠の珠・房が共に無色のものを使用し、珠・房に色がついているものはお寺参りや法事で使用する、と明確に区別している地域もありますので、使用時には注意しておいてください。

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